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飲んだビールを記録できるPWAアプリをノーコードで作ってわかった良いとこ悪いとこ【Glide】

どうもタイランドの地方でロックダウンサマーを味わっている僕です。

巷ではNoCodeが流行語になってきており、個人開発でメシを食べることを直近の目標としている自分としては見過ごすことはできないこともあってGlideで半日でパパッとアプリを作ってみました。

作ったもの

BeerLog(アプリURL:https://vvvwj.glideapp.io/

飲んだビールの銘柄にチェックを入れることでログとして残せるGlide制のアプリです。

僕は黒ビールが好きマンであり飲んだビールのことを忘れたくなくて普通に欲しかったので作りました。
一時期は瓶ビールの蓋を集めていたのですが邪魔になりすぎて6個くらいで断念しました。

デザインに関してはアバターを着せ替えるような感覚でスタイルを選んで行って簡単に作ることができました。
普通なら幾多のエラーや「CSS完全理解した」で苦しみもがき作るところをいともたやすく実装できてて気持ちよかったです。

作ってる最中はすごい時代がくるぞと思ったものです。

簡単に作れたけれど落とし穴が

親切にも出来上がったアプリに上記のようなページを表示してくれます。ですが簡単に作れる一方で見落としていたポイントがありました。

それはデータを不特定多数で共有する場合、データはどう扱うのかというところです。

GlideはGoogleスプレッドシートの情報を共有します。HOME画面であればHOME画面用のシートを読み込み、ログ画面であればログ画面用のシートを読み込みます。

したがって不特定多数のデータ変更は全て1つのシートの中での変化となってしまいます。各個人だけのログを残す分には良くても、他の人が使えるようにすることはできません(共有前提なら良いですが)。

つまり誰が使っても1枚のスプレッドシートでのインタラクションになってしまいます。

会員登録機能を別に自分で用意して、スプレッドシート内にサーバーと通信ができるスクリプトを埋め込んだりすれば行けるのかもしれませんがそこまで、ややこしいことをするなら1から作った方が良いかもしれません。(さくっと実装できるなら別ですが)

結局、BeerLogはプロトタイプまでの完成度で、みんなに使ってもらえるものまでにはできませんでした。

実装で苦労したこと

・UIの選択肢が少ないので妥協しなければならなかった
・少し凝った条件分岐はスプレッドシート側で条件式を入力しなければならずダルかった
・スマホ(iPhone6S)で確認したらフッタータブとヘッダータブが少しはみ出た
・シート間のデータ連動が分からなかった

妥協点やGlideならではの制限に対処した独自の対策が必要でそこは学習コストが少し必要だったかなと思います。

プログラミングであれば独自の学習コストを支払っても他のところで汎用が効きやすいのでいいんですがプラットフォームの独特な対策を覚えてもあまり嬉しくはありませんね。

UIは確かに綺麗で使いやすさも驚くべきものはありますが制限もそれなりにあります。

Glideのデメリットとメリット

デメリット
・ソースコードやインフラ周りは全てGlideの管理下にあるためここが買収されたりすればどうなるのかわからない
・多人数のためのインタラクションな機能はまだ難しい印象
・スプレッドシートのレスポンスが遅く反映に時間がかかる

2018年にサンフランシスコ・ベイエリア発のGlideですがスタートアップ界隈のアプリであるため買収は十分あり得るかと思います。

その際にソースコードはどうなるのか、無料の範囲はどこまでになるのか、そもそもサービスは継続されるのかはとても不透明だと思います。

また実際に使ってもらうにしてもスプレッドシートへの書き込みと読み込み時間が長くすぐに結果が反映されず残念な感じになってしまいました。

ユーザーからの書き換え機能は今のところはあまり使えないかなと思います。

メリット
・簡易的なものならかなり簡単に作れてドキュメントを読まなくてもそのうち操作が分かる
・見た目は綺麗ですぐに動かせるのでテンションが上がる
・無料で大体のことができるし、有料プランも19ドルからとレンタルサーバー並みに安い

とは言え、プログラミングの知識0の人でもすぐに扱えるようになるほどとても使いやすいのも事実です。

それでいてその辺の個人で開発されたアプリよりも見た目が美しいです。人に十分に見せられるデザインクオリティです。

しかもスプレッドシートの行に制限がつきますがアプリの実装に関してはほとんどを無料でカバーされています。自分が作ってみたいものが小規模であれば十分に実用化だと思います。

触った上でGlideの使い道を考える

以上の良いところと悪いところを踏まえると、

・お試し操作ができるレベルのプロトタイプつくり
・データ読み込み専用のアプリ制作
・身内や数人で使う簡単な機能つきのアプリ制作

上記の用途として使うのであればありなサービスだと思います。デザインの知識が無い人がプロトタイプとして使うのにも生かせそうです。

今後どうなるのかわかりませんが、Glideは制限がまあまああるけれど、けっこう凄い。ということがわかりました。